本学院は、保健師・看護師統合カリキュラムの4年制養成校として、看護に関する高度の知識及び技術について教授し、質の高い保健師や看護師を養成していくために、自己点検・自己評価を行い、質の保障と改善に向けた取組を行う。
平成19年の学校教育法及び学校教育法施行規則により、「学校評価」と「評価結果の公表」が義務化されたことを受け、本校においても自己点検・自己評価員会を立ち上げ、平成24年度から実施しているところである。公表については講師会議を中心に結果報告としていたところであるが、令和4年度の評価結果よりHP上においても公表することとした。
4段階評価(4.良い 3.やや良い 2.やや不十分 1.不十分)
年1回 年度末までに実施
専任教職員全員
大項目 | 今年度 | 前年度 | |
---|---|---|---|
Ⅰ | 教育理念・目的・育成人材像 | 3.2 | 3.2 |
Ⅱ | 学校運営 | 2.8 | 3.0 |
Ⅲ | 教育課程・教育活動 | 3.1 | 3.1 |
Ⅳ | 教育成果 | 2.7 | 3.0 |
Ⅴ | 学生支援 | 3.1 | 3.1 |
Ⅵ | 教育環境等 | 2.9 | 2.9 |
Ⅶ | 学生募集と受け入れ | 3.1 | 3.0 |
Ⅷ | 財務 | 2.9 | 2.8 |
Ⅸ | 法令等の遵守 | 3.4 | 3.3 |
Ⅹ | 社会貢献 | 3.0 | 2.4 |
全体的にみると3(やや良い)前後の評価であった。
昨年度の入試は定員割れだったが、今年度は早期に定員を満たした。これは世の中の傾向に合わせて、オープンキャンパスや入試時期の早期化などの取り組みを行った成果といえる。とりわけオープンキャンパスは、受験区分に限らず受験者のほとんどが参加していることから、参加者にとって満足度の高いものだったと考えられる。しかし参加人数自体は昨年度より減ってしまったため、次年度はオープンキャンパスの開催を広く周知することで、より多くの人の参加を促したい。
今年度とくに改善が認められたのはⅩ社会貢献で、+0.6ポイントであった。今年度は、ホームルームで積極的に案内をしたことで、ボランティアに参加した学生が多くいた。その様子を公式SNSに載せるなどして、地域社会との交流の成果を目に見える形で示すことができた。そのほか小項目では、Ⅲ教育課程・教育活動「効果的な授業運営を図るため、適切に時間割を調整しているか」、Ⅵ教育環境等「ホームページ等は、適時に更新し見やすくしているか」において0.4ポイントの改善があった。
一方で、評価が下がった項目もある。とくにⅣ教育成果「中途退学者を少なくする工夫・努力をしているか」は-0.7ポイント、Ⅲ教育課程・教育活動「定期的に教育課程の評価を行い、時代の要請にあったものになっているか」は-0.5ポイントとなった。これらの点について、指導方法や評価基準は、時代の要請や学生の実態に合わせてアップデートする必要があると考えられる。そのほか小項目では、Ⅱ学校運営「組織間・各部署間の連携は、適切に図られているか」が-0.4ポイントだった。評価が低い項目については、学院内の取り組みによって改善が見込まれるものも多いため、原因を明確にし、具体的な対策を講じていく必要がある。
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